トロッコ問題の正解は脱線?類似の論文と自動運転&ゲームは存在する?

こんにちは!Spread Box編集部の日比谷です。

トロッコ問題が小学校で出されたということで保護者からの意見がきて学校側が謝罪するという出来事が起きました。

昔からある究極の選択を考えさせるトロッコ問題ですがどこに問題があったのでしょうか。

今回はこのトロッコ問題について取り上げようと思います。

トロッコ問題の正解は脱線?

今回の出来事は毎日新聞などで以下のように報道しております。

山口県岩国市立東小と東中で、「多数の犠牲を防ぐためにはどうすればいいのか」を問う思考実験「トロッコ問題」を資料にした授業がありました。

児童の保護者から「授業に不安を感じている」との指摘を受けて、両校の校長が授業内容を確認していなかったとして、児童・生徒の保護者に文書で謝罪した。
出典:毎日新聞

トロッコ問題の仮定は少し驚くような人もいると思います。

しかし、この問題は正解のない問題でどのように考えて議論していくのかという思考を鍛える面があると報道している機関もあります。

道徳のジレンマを問うているのでパラドックス的な面があり絶対的な正解はないとされております。

なぜその選択をしたのか、そこを考えることが重要ということのようです。

このトロッコ問題については回答をしてしまうこと自体が間違いだという意見もあり混とんとしているというか専門家の間でも議論が続けられております。

脱線させてしまうのがいちばんのハッピーエンドでこの回答が正解だとSNSなどで主張している方もいます。

しかし、トロッコ問題は絶対に変えてはいけない所与の前提条件があります。

その中の一つが「トロッコは絶対に止めることはできない」というものです。

確かにトロッコ問題でトロッコを止めてしまえばみんなが助かることになります、一応。

しかしながら前提条件でそれはできないとされておりますのでその答えはできないことになります。

自分の考え方の過程を検証することで思考力を高める効果に注目するべきだという意見などネット上では今回の学校での問題が注目されております。

類似の論文と自動運転&ゲームは存在する?

トロッコ問題の類似の問題は実はたくさんあります。

トロッコ問題の元ネタとしてトロリー問題というものがあります。

イギリスの哲学者であるフィリパフットという方が考えた問題です。

さらに自動運転でもこのトロッコ問題は重要視されているようです。

自動車に乗っている人間と歩いている人間を危機的な状況からどちらかを選択するような場面が実際におこりえるからです。

これがAIに判断させていいのかという倫理的な観点からも議題になっているようです。

トロッコ問題は定期的に話題にのぼります。

定番の思考問題のようにもなっている面があるのでそれにちなんだゲームがアプリとして存在しております。

バグがあったりして鋭意改善中のようです。

ゲームではないのですがゲーム理論というものや囚人のジレンマなどどちらが得になるのか誰かを犠牲にしてもいいのかというのは究極の選択としていろいろな考え方が世に存在しているようです。

この問題を揶揄しているようなものやジョークにしている答えも多数存在しています。

それほど有名なのがこのトロッコ問題です。

知らなかった方はこの機会に一回真剣に考えてみるのもいいと思います。

ネットの反応

今回の出来事を受けて世の中はどのように反応しているのでしょうか?

SNSなどのコメント欄に書かれたユーザーの意見を抜粋したいと思います。

トロッコ問題ってよく話題になるね 複線ドリフトで一挙解決

各国の問題解決
アメリカ「トロッコを止めてヒーローになる」 ドイツ「規則に従いトロッコを停止させろ」 イギリス「片方に君を助けると言う。もう片方にもあなた方を助けると言う」 日本「まず上司に相談して…」 中国「我が国に問題は存在しない」

「レールの切り替え中途半端にすれば脱線して線路の人は助かる」からの 「トロッコに乗ってる人は助からないよな」からの 「トロッコに人が乗ってる事が書いてない」ってトロッコに人が乗ってるかどうかに話題が切り替わったやつ

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