福岡市東区の傾くマンションで杭が8本支持層に達していなかったと読売新聞などが報道しております。
「ベルヴィ香椎六番館」というマンションで北九州市の若築建設などが施工したということです。
1995年に分譲されてから傾きが判明したもので住民の中には20年間このマンションの傾き問題と取り組んできた方もいます。
今回は「ベルヴィ香椎六番館」の施工会社の若築建設に関して調べてみました。
若築建設の杭が欠陥のうわさ
若築建設の杭が支持層に到達していなかったことに関しては読売新聞が下記のように報じております。
福岡市東区のマンションが傾き、建物を支える杭(くい)の一部が固い地盤(支持層)に到達していなかった問題で、販売したJV(共同企業体)3社が調査した結果、推測される分も含め、杭8本が最大で6・8メートル支持層に届いていなかったことがわかった。3社は建物の安全性について「担保できない」としており、近く住民側に対策を示すという。
このマンションは、「ベルヴィ香椎六番館」(7階建て、全60戸)。若築建設(本店・北九州市)などが施工。1995年、同社と福岡綜合開発(現・福岡商事、福岡市)、JR九州(同市)のJVが販売主となって分譲した。記者会見に先立つ住民説明会では、3社の社長が初めてそろって住民側に謝罪した。
JV3社によると、杭や支持層の調査は6~7月に実施。杭25本のうち、住民側の調査で2本が支持層に到達していないことが分かっていたが、これも含め、5本が支持層に6・8~0・3メートル届いていないことが判明。ガス管などが埋設されているため調査できなかった周囲の3本についても、杭の状況から「支持層に届いていないと推測される」とした。
未到達とされた8本は、ひび割れなどの不具合がひどい建物の東側に集中。他にも支持層には届いていたものの、埋め込みが不十分な杭が複数見つかった。
原因について、若築建設の五百蔵(いおろい)良平社長は、当時の工事関係者の連携や支持層の確認が不十分で、施工状況を適正に把握できていなかったとの認識を示した。
出典:読売新聞
杭のうち8本が支持層に到達していなかったということです。
さらに支持層に到達していても埋め込みが十分でない杭も複数見つかっており今後もこのマンションに関するうわさが絶えることはなさそうです。
うわさ話では済まない今回のマンションの傾き問題ですが今後は補償など住民との間の具体的な話し合いにもなっていきそうです。
評判は?
若築建設を調べているとネット上に評判という文字が出てきました。
そのような評判が若築建設にはあるのでしょうか。
このネット検索で出てきた「評判」をクリックすると転職求人サイトが一番上に出てきます。
そちらので若築建設の評判は☆5個中☆3.4ということです。
社員の成長環境に優れているというデータが出ています。
社長
若築建設の社長は誰なのでしょうか。
代表取締役社長は五百蔵 良平氏です。
苗字があまりない珍しいものですが読み方は「いおきべ」と読みます。
引用:若築建設公式サイト:https://www.wakachiku.co.jp/achievement/detail3.html
WEBのコメント
TwitterなどWEB上のコメントでは若築建設などに対するかなり厳しい反応があります。
一生に一度の買い物のマンションが欠陥だったら後悔してもしきれません。
さらに傾きなどでうわさも立てられ資産価値もかなりの下落幅となっていると考えられます。
日本の話なんだよね。
数年おきで建物の偽装問題が出てくるけど、バレなきゃいいって感じで実は日常茶飯事なのか?
現場作業者は支持層に到着しているかいないかはわかるはず、現場監理者もデータだけでなく作業時に地盤の振動でわかるはず。構造偽造のように罰則強化し法令整備すべき。
マンションにしても一戸建てにしても、殆どの人は一生に一度の大きな買い物。 それが手抜きなどによる、欠陥住宅だとしたらショックは多大なものです。