新型コロナウイルスのワクチンが冷凍庫の故障により使用ができなくなる事態が発生したということです。
ファイザー社のワクチンは低温での保管が必要ですがディープフリーザ―と呼ばれる超低温での保管が可能な冷凍庫が故障してしまったということです。
冷凍庫や冷蔵庫の故障は日本ではあまりピンときませんがTwitterなどでは貴重なワクチンが無駄になってしまったなどの悲嘆の声があがっているようです。
これ、海外のニュースか?と思ったら、日本だった。
そもそも超低温の冷凍機の製造メーカーは日本製が幅を効かせているらしく。
でも。あ~勿体ない! としか思えません。
黙って接種するという「ずる」をしないことを評価するよ。
もったいないのは事実だけど、原因をしっかり追及してくれればよい。
海外の話かと思ったなどの意見もあるようです。
しかし、使用できないものを使ってしまった外国の例もありますがきちんと報告が上がり今後の対応をしっかりしてもらえばいいのではなどのコメントもあるようです。
今回は故障してしまったディープフリーザ―と呼ばれる冷凍庫の故障に関しての話題です。
冷凍庫故障メーカー
新型コロナウイルスのワクチン保管の冷凍庫が故障した件に関しては朝日新聞が下記のように報じております。
厚生労働省は1日、医療従事者向けに新型コロナウイルスワクチンの先行接種を実施している医療機関の一つから、ワクチンを保管する冷凍庫が故障して保管温度を大きく上回り、ワクチン約1千回分が使用できなくなったと報告があったと発表した。
先行接種に使われているのは米ファイザー社製のワクチン。冷凍庫内は27度まで上がっていたという。
厚労省によると、医療機関の職員が1日朝に温度の上昇に気づいた。記録を確認すると2月26日午後11時すぎから次第に上昇していた。
冷凍庫の納入企業が3月2日に医療機関に代替品を納めた後、原因を調査する。この医療機関では対象者への1回目の接種が終わっており、2回目の接種ができるように追加でワクチンを供給する。1日時点でほかの医療機関から冷凍庫の故障の連絡はないという。
出典:朝日新聞
ワクチン保管の超低温で管理できる冷凍庫が故障してしまい庫内の温度は27度にまで上昇していたということです。
1千人分のワクチンが使用できなくなり関係者には落胆の色が隠せません。
万全の対策を立てていたはずのワクチンの保管ですがまさかの冷凍庫の故障という事態に直面してしまいました。
ディープフリーザ―
ファイザー社製のワクチンを保管するには超低温の冷凍庫が必要です。
そのようなディープフリーザ―が故障してしまいましたがメーカーはどこなのでしょうか。
公式には今回故障した冷凍庫のメーカーは発表されておりません。
日本政府からディープフリーザ―を受注したのは下記の4社です。
PHCホールディングス(HD)
EBAC(東京都目黒区)
日本フリーザー(東京都文京区)
カノウ冷機(相模原市南区)
PHCHDが約3000台、EBACが約2800台、日本フリーザーが約2300台、カノウ冷機が約1700台を供給する。超低温冷凍庫は設置が容易な70―90リットルの小型タイプで、電源は家庭用と同じ100ボルト。性能は各社ほぼ同等にそろえた。EBACのみ温度を記録するデータロガーを内蔵し、他3社は藤田電機製作所(神奈川県二宮町)のマイナス80度Cまで対応するデータロガーを使う。
政府は超低温冷凍庫を、人口を基に各自治体に割り当てる方針。2月中に1510台、3月中に1860台を配送し、残りの約6700台を4―6月にかけて配送する計画。現在は2月の配送のスケジュールや台数などについて、4社と詰めの協議を進めている。
引用:日刊工業新聞 2021年1月26日
上記のメーカーのどこかの冷凍庫が故障したと考えられます。
現時点では故障した冷凍庫のメーカー名は特定できていません。
ワクチン保管はどこの医療機関
今回冷凍庫が故障してしまい新型コロナウイルス用のファイザー社ワクチンが無駄になってしまいました。
その冷凍庫の設置してある医療機関はどこなのでしょうか。
このワクチンが温度上昇により無駄になってしまった医療機関なり病院名も非公表のようです。
いたずらに風評被害などや誹謗中傷が起きないようにというそりなのでしょうか。
ネットの反応
冷凍庫の故障などは想定するべきだったなどの声もあります。
しかし、今回のディープフリーザ―の故障を教訓とし今後のワクチンの受け入れをしっかりやって欲しいなどの意見もあるようです。
千回のワクチンが無駄になってしまいましたが今後の対応に生かして欲しいものだなどのコメントもありました。
可能かどうかわからないけど、ある程度温度上がってきたら警報機ならすくらいの物の方がいいのでは?
勿体ないとは思うけれど、まぁあり得る話だよね。
地震とかで停電もあり得るわけだし。
ただ、同じ事は繰り返さない様に気をつけよう。
勿体ないが仕方ない。
今はあくまでも緊急事態。
人のミスや機械の故障はあり得るから、そんなものに左右されずに粛々と接種を続けてもらいたい。
大事なのはあくまでも接種を続けることだ。
何気に想定済みの事態ですね。ってか、まだまだ序の口でしょう。
危惧するべきは、効力のなくなったワクチンが、その確認もないまま接種されてしまうケース。