中国で新型ブニヤウイルスの感染が確認されたということです。
新型ブニヤウイルスという聞きなれないウイルスですがどのようなものなのでしょうか。
報道では数十人の感染がすでに確認されております。
新型コロナウイルスの感染の拡大が止まらない中またもや新しいウイルスが出てきたというSNS上の反応で今後どのようになっていくのか不安の声がたくさん聞かれます。
新型ブニヤウイルスとは?
新型ブニヤウイルスの感染の報道はこのようにされております。
中国メディアによりますと、江蘇省南京市に住む60代の女性は40度の高熱が続いてせきとだるさもあったため病院に行ったところ、新型ブニヤウイルスに感染したと診断されました。
同じ病院では今年に入り、合わせて37人の感染が確認されているということです。
専門家は新型ブニヤウイルスに感染した場合、白血球の減少や体内の出血などが見られるとしています。
出典:テレビ朝日
報道ではすでに死去している人も確認されているとのことです。
新型ブニヤウイルスとはどのようなものなのでしょうか。
東京大学の文献に資料がありました。
ここ数年、中国の一部地域でダニにかまれることで発症する病気が相次いで発見されている。中国CDCの研究により、新型のブニヤウイルスがその元凶だと特定された。
17日出版の国際的に権威ある医学雑誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に中国CDCの最新の研究成果が掲載された。このブニヤウイルスは世界で初めての発見となる。同ウイルスは、血小板減少を伴う重症発熱症候群ブニヤウイルス(SFTSV)、略称新型ブニヤウイルスと命名されている。
中国CDC王宇(WANG Yu)所長によれば、新型ブニヤウイルスの発見は、SARSコロナウイルス特定以来の、ウイルス学研究における世界的なブレイクスルーであり、科学界において国際的に重視されている。これは中国のウイルス学および新興感染症の研究が高い水準に達したことを示している。
ここ数年、中国の一部地域では、発熱、胃腸症状、血小板減少、白血球減少を主な臨床表現とする感染性症例が相次いで報告されてきた。少数であるが中には多臓器不全で死に至る者まであった。
中国CDCはこれが新興感染症である可能性について衛生部の指示のもとに研究を開始した。2009年中国CDCは国家「千人計画」(海外優秀人材招聘計画)により招いた米国テキサス大学の于学傑(YU Xuejie)教授のグループを中心に研究を進め、初めて新型ブニヤウイルスを発見した。2010年5月中国CDCはこの症例を「血小板減少を伴う重症発熱症候群」と定義し、症例の発見と監視測定に務めた。
https://www.rcaid.jp/archive02/news/individual2011.htm
2011年からすでに新型ブニヤウイルスの存在は論文にも載っていたようです。
今後このウイルスの拡大などが心配されますが日本の対応策は大丈夫なのでしょうか。
感染経路は中国のどこ
今回の新型ブニヤウイルスの感染は中国で確認されました。
中国の江蘇省南京市の60代になる女性と安徽省でも感染の拡大が確認されております。
感染経路などはまだ開示されてはいないようです。
症状と特徴は
新型ブニヤウイルスの特徴や症状はどのようなものなのでしょうか。
このウイルスはダニに噛まれれることで感染するようです。
感染すると発熱や胃腸症状が出てきますが多機能不全を起こして死去することもあるとのことです。
引用:東京大学医科学研究所アジア感染症研究拠点
SNSの意見
SNSではやはり新型コロナウイルスとの比較のコメントが多いようです。
今後っ子の新型ブニヤウイルスの感染の拡大がおさまってくれればいいのですが・・・・
これは新型コロナより怖い
新型ブニヤウイルス自体は2011年頃からあるがなぜ今年に限ってハンタ、コロナ、ブニヤと次々に流行るのだろうか?
こんなウィルスが中国で発症していると言うのをウィルスの拡散力よりも早く世界に発信した方が良い。このタイミングなら情報を信じるし予防に越した事は無い。
よくもまぁ、次から次へと新型ウィルスがアウトブレイクするもんやね。一言も言及がなかったけど、最後に映っていたマダニみたいなのが感染源なんやろか?