換気扇の掃除、洗剤でつけおきするときの注意点とコツとは?

最近、換気扇の吸い込みが悪くなってきた」と感じている人はいませんか?
油でギトギトになった換気扇は、触るのもイヤなところかもしれません。
掃除をするにも、とりわけ覚悟が必要な部分でもありますよね。
キッチンは、料理をする人にとって本当に大切なところ。
家を購入する、リフォームするとなれば、まず一番にキッチンを見る人も多いことでしょう。

キッチンの油汚れ

そんなキッチンで困るのは、やはり油汚れです。
実は油汚れは、考えるより広範囲に広がっているもの。
目に見えないところにまで飛んでいるので、ふと気が付くとベタベタになっています。
それがほこりを吸い寄せ、さらにくっ付けてしまうことになります。
イヤな臭いの原因にもなってしまいます。
キッチンをきれいに保つためには、換気扇の掃除は欠かせないものです。
換気扇をきれいにしておかないと、料理中に汚れた油が垂れてきたり、不快な臭いなどの問題を引き起こします。

専門の業者さんがいい?

専門の業者に任せた方がいいのでは、と考えるかもしれません。
しかし思うほど換気扇の掃除は、そう難しいものではありません
できれば定期的に掃除をして、清潔に保っておきたいですよね。
そこで管理人としては専門の業者さんに頼らないお掃除方法を提案したいと思います。

換気扇掃除の注意点

換気扇の汚れを効果的に落とすには、「つけおき」が一番の方法です。
ここでは、換気扇をつけおきできれいにするポイントと、注意点のご紹介をします。
換気扇の汚れは大半が油汚れです。
掃除をする時は、油汚れに強いアルカリ性の合成洗剤を使ってください。
家庭によって、付いている換気扇のタイプが異なっているので、きちんと取扱説明書に目を通しておきましょう。

油汚れを落とすコツ

まず、換気扇の油汚れを効果的に落とすには、コツがあることを覚えておいてください。
それは「温度」と「時間」です。
油は温度が上がると溶ける性質があり、つけおきをする洗剤水の温度を高くすることで、汚れを落ちやすくできます。
あまり熱すぎるのは扱いづらいので、50℃から60℃くらいの温度の洗剤水を用意します。
お風呂のお湯より高いくらいと考えてください。
これが「温度」です。
そして、時間をかけて溜め込んだ汚れは、やはり時間をかけて落とすことが必要です。
洗剤水につけておく時間を長く取ることで、より洗剤が汚れに浸透します。
換気扇の汚れ具合にもよりますが、1時間から2時間ほどを目安につけおきましょう。
これが「時間」です。
この二つのコツを抑えることで、汚れ落ちの効果を上げることができるのです。

換気扇の掃除の具体的方法

これは換気扇の油汚れだけではなく、他の場所の掃除にも使えるものです。
覚えておくと便利ですね。
それではいよいよ、換気扇を取り外します。
換気扇のタイプは大きく分けると、外に羽根が見える「プロペラ式」と、ファンがレンジフードの奥にある筒状の「シロッコファン式」の二つがあります。
どちらも基本的な外し方は同じです。
電源を抜き、カバーやフィルターを取り、ファンを外す、という工程です。
部品がなくならないように、また外したものを元通り戻すために、順番に並べておきましょう。
写真に撮っておくのもいいかもしれません。
そして、外した換気扇を洗剤水につけます。
この時、段ボール箱に重ねたビニール袋をかけ、その中に換気扇を入れておけば、シンクを汚すこともありませんし、後片付けも簡単です。
そこに直接、中性洗剤をかけます。
まんべんなく、たっぷりとかけるのがおすすめです。
そこに熱めのお湯を溜めます。
換気扇がしっかりと沈むくらいの量を注いでください。
そのまま1時間ほど放置します。
時間が経ったら、歯ブラシやスポンジなどで、大まかな汚れを落としておきましょう。
油汚れが緩んで、落としやすくなっているはずです。
そして、洗剤水を入れ替えてもう一度つけおきます。
最後に、取れた汚れをすすいで乾かし、外したものを元通りに戻したら完了です。
つけおきの時間が経つのを待っている間に、レンジフードなどを拭いておくのもいいですね。
意外と簡単に掃除ができることに、驚く人もいるかもしれません。
ここで注意する点があります。

換気扇の掃除の注意点

一つは、換気扇が何でできているかを確認することです。
油汚れを落とすには、アルカリ性の洗剤を使う必要があります。
アルカリの物質は、アルミを変色させる可能性があります。
これはアルカリとアルミが反応して、水酸化アルミニウムができるためです。
白く粉を吹いたようになり、腐食してしまうのです。
もし部品にアルミを使っている換気扇だとしたら、そこが壊れたり穴が開いたりします。
あらかじめ、確認しておきましょう
二つ目は、洗剤を溶かす時の濃さです。
頑固な汚れには強い洗剤を使って、濃い溶液を作るのが効果的ですが、その分刺激が強くなります。
十分に換気をし、手を守るためにゴム手袋を使いましょう。
場合によっては、目を守るためにゴーグルなどもあるといいかもしれません。
三つ目は、換気扇はあくまでも電気機器です。
パーツに注意し、不用意に水をかけて濡らしてしまわないように気を付けましょう。

換気扇の掃除は自分でできる!

換気扇の掃除は、専門家に頼まなくても、家庭で十分にきれいにできるものです。
しかし慣れていない人が、準備もせずに始めると、思わぬ故障につながったりするもの。
注意しなくてはいけない点をしっかりと確認しましょう。
そして、「温度と時間」のコツを抑えて丁寧に手順を進めて行けば、無事にきれいにすることができるはずです。
きれいな換気扇でキッチンの換気の効率も上がり、快適な空間になれば、料理の腕も上がるかもしれませんね。

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