金沢倶楽部倒産で解雇|Clubismクラビズム廃刊と粉飾決算とは?

石川県金沢市で月刊誌を発行している金沢倶楽部が自己破産をし倒産することが公表されました。

1981年創業で200年代初頭には売上高が18億円余りあったということですがネットでの情報化やフリーペーパーなどの台頭もあり近年は利益率も下がっていたようです。

40年近い老舗の月刊誌の廃刊ということで関係者には驚きの声も広がっております。

こうした倒産はこれから増えていくと思う。
どの事業者も精一杯頑張っている中で、一つ歯車が狂えば連鎖的にかみ合わなくなり、倒産という形になって表れてくると思う。

コロナで売上が減るのは飲食業と宿泊業ですが、その資金繰りが厳しくなると、真っ先に削られるのが広告です。

金沢市の歴史ある月刊誌の廃刊ということで関係者の多くは驚いているようです。

今回は金沢市の金沢倶楽部の倒産に関して取り上げます。

金沢倶楽部倒産で解雇

金沢倶楽部の倒産に関しては北国新聞がこのように報道しております。

 東京商工リサーチ、帝国データバンクの両金沢支店によると、月刊誌「Clubism(クラビズム)」「金澤」を発行する金沢倶楽部(くらぶ)は20日、事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。

負債額は約6億円とみられる。売り上げの大部分を広告収入に頼っていたが、新型コロナウイルスの感染拡大で顧客の飲食、アパレルなどからの収入が激減し、先行きの回復も見込めないと判断した。

帝国データバンクによると、金沢倶楽部の売上比率は、自社媒体への広告や他社への広告代理店業務、イベント企画あっせんなどが75%を占めていた。

書籍販売は15%、その他物販は10%にとどまっており、事業の柱である広告収入がほぼなくなり行き詰まった。

 外出自粛により、幅広い業種で広告がストップ。イベントも軒並みなくなり、営業活動は停滞していたという。

出典:北国新聞

新型コロナウイルスの感染の拡大で広告が激減したことで将来への見込みがなくなったと判断したようです。

自己破産という形をとり事業の継続も期待できないため従業員などは解雇となるようです。

社員は46人いるそうですが解雇された後も景気の回復なども見込めないため今後の先行きが不透明という形になっております。

イベントも無くなり飲食やアパレル関係の広告は軒並みさがっており厳しい状態が今後もしばらくは継続していくと思われます。

Clubismクラビズム廃刊

倒産した金沢倶楽部は月刊誌の「Clubism」クラビズムという雑誌を出版しておりました。

こちらは倒産の結果廃刊となる予定です。

廃業する金沢倶楽部は他にも「金澤」を発行しておりましたがこちらも廃刊となる予定のようです。

粉飾決算とは?

金沢倶楽部を調べていると粉飾決算という文字が検索結果に出てきました。

「金沢倶楽部 粉飾決算」とはどういうことなのでしょうか。

金沢倶楽部が粉飾決算をしていたということなのでしょうか?

調べてみた結果金沢倶楽部がそのような違法行為をしていたという事実はありませんでした。

なぜ粉飾のような怪しい言葉が出てきたのかは謎です。

いずれにせよ金沢倶楽部の財務体質が悪化していたことは事実のようで、今回のコロナでの自粛などでキャッシュフローが回らなくなってしまったようです。

自己破産へのSNSの反応

バス会社も改正時刻表の折込チラシを中止したり折込広告部数が大幅に減少している。当然、新聞販売店や地元の印刷業にも影響が及ぶ。それらにも廃業が広がればインフラがどうなってしまうか心配だ。

中小企業なんて基本どこも内部留保なんてほとんど無いし、赤字でなくても利益が無い所がほとんど。内部留保なんて出来る訳も無い。
広告ビジネスなんてコロナで一番自粛の影響が大きい業界といっても過言じゃない。

「金沢倶楽部」は」その昔ローカルFM局で番組を持っていて、そのリスナーでした。
若者向けで楽しい番組だったことを覚えています。
ありがとうございました。

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