体操の名門である朝日生命体操クラブが解散となることが発表されました。
オリンピック選手を多数輩出するなどの実績がありスポーツ界では衝撃が走っているようです。
朝日生命体操クラブが解散となりスポーツ界から撤退する根本的な原因とは何なのでしょうか。
今朝は朝日生命体操クラブの撤退理由などに関してのトピックとなります。
朝日生命体操クラブの解散
朝日生命体操クラブが約半世紀の歴史に幕 2022年度限りで撤退 数多くの五輪選手輩出 https://t.co/4yHpo2t3qV #スポーツ #sports #ニュース pic.twitter.com/PPdJnoaa24
— スポーツ報知 (@SportsHochi) April 19, 2022
朝日生命体操クラブの解散理由とは何が考えられるのでしょうか。
スポーツ報知がクラブの閉鎖に関して下記のように報道しております。
体操の名門クラブで数多くの五輪代表選手を輩出してきた朝日生命が、体操事業から2022年度限りで撤退することが19日、分かった。
同社は1974年に体操クラブを発足し、東京都内を拠点に選手育成に尽力してきた。68年メキシコ市大会から五輪男子団体総合3連覇に貢献した塚原光男氏が、指導者として一時代を築き、長男・直也氏は所属選手として団体総合金メダルに輝いた。また、男子個人総合で五輪2連覇の内村航平氏も高校時代に在籍していた。
男子と比べ、世界から遅れをとっていた女子の強化にも注力。光男氏と、日本協会で女子強化本部長を務めた千恵子氏の夫妻が長年指導し、92年バルセロナ大会の小菅麻里、08年北京大会の鶴見虹子ら多くの五輪代表を育て、世界選手権ではメダルを獲得するなどの実績を残した。
出典:スポーツ報知
朝日生命体操クラブは半世紀にわたり日本の体操界をけん引してきました。
五輪での金メダリストを出すなどその実績はひときわ鮮明です。
最近のオリンピックではなかなか実績が出せない状況だったとのことですが内村航平選手も高校時代に在籍したなど多くの選手がかかわりを持っておりました。
そんな名門中の名門の体操クラブの解散に業界では衝撃が広がっております。
解散理由はパワハラ?
朝日生命体操クラブの解散理由とは何が考えられるのでしょうか。
ネットで検索すると「パワハラ」などの文字が出てきます。
ひと昔のスポーツ界は厳しい指導が当たり前でした。
現代の基準と照らすとパワハラととらえられてしまうような指導もあったのかもしれません。
報道では解散の理由は体育館の老朽化なども要因の一つのようです。
体育館の補修や建て替えができないという資金的な理由が解散の根本的な理由なのかもしれません。
近年は低迷が続き、昨夏の東京五輪では代表選手を出せず。関係者によると「女子体操界の強化の使命を果たし終えた」ことが撤退の一つの理由に挙げられるという。また、拠点とする都内の体育館は、すでに耐用年数を超えており、今後長きに渡る使用が難しいことも撤退の判断に至った。
朝日生命の企業としての判断が今後どのようになっていくのでしょうか。
生保業界も経済変動の荒波の真っただ中にいます。
塚原光男総監督&コーチ
朝日生命体操クラブは塚原光男総監督と有名なコーチで構成された組織です。
そのような指導で世界に名だたる有名選手を排出してきました。
体操は宣伝効果も限られており企業としても運営をこれ以上継続はできなかったのかもしれません。
ネットの反応
ツイッターなどでは朝日生命体操クラブの解散にいろいろな意見もあるようです。
パワハラなどの原因を上げる人もいますが大きな問題は資金的なもののようです。
大手の生命保険会社でも安穏とはしていられない厳しい状況のようです。
今後の日本の体操界はどのような形になっていくのでしょうか。
あの名門であった朝日生命体操クラブから五輪代表選手を出せなかったことはプライドを傷つけられたものと見られ、体操活動を継続するための活動費も厳しいものがあったのだと感じられます。
一番の理由は収支だと思いますよ。
体操クラブを自前で抱えてオリンピック選手がいたとしても、
それは名誉な事だけどお金にはあまりならないですもんね。
野球やサッカーのように入場料収入やグッズの売上が見込めないでしょう。
広告費として考えても、すでに他にいろいろやってて知名度はあるし。
その上で他の諸々の問題もあるなら撤退した方が損切りになりますよね。