東証一部のグレイステクノロジーが上場廃止となるとの報道が流れました。
売上高を粉飾していたということで利害関係者を欺く行為ということで批判が起きています。
今回の事件でグレイステクノロジーの名前を初めて聞く方もいるかもしれません。
今回はグレイステクノロジーに纏わる様々な噂などを取り上げてみようと思います。
グレイステクノロジーが架空売り上げ
グレイステクノロジー
2022年3月期第2四半期報告書の提出見込みがたたず、上場廃止へ pic.twitter.com/bX9dzbvU7u— 官報ブログ (@kanpo_blog) January 27, 2022
グレイステクノロジーの架空売り上げに関しては東京商工リサーチが下記のように報道しております。
マニュアル制作などを手掛けるグレイステクノロジー(株)(TSR企業コード:294306579、東証1部)は、期限の1月27日に四半期報告書の提出ができず上場廃止となる見込みとなったことを発表した。
売上高の半分が架空だった疑いなど不正が発覚し、株価が急落していた。
1月14日に公表した特別調査委員会の調査過程によると、元代表取締役や元取締役が関与する重大な不正が発覚。
架空売上の計上や売上の前倒し、架空外注費の計上、偽装工作などが見つかったという。
出典:東京商工リサーチ
グレイステクノロジーは売り上げの約半分が架空だったということです。
このような過大な売り上げを計上しておきながらどうして誰も気づかなかったのでしょうか。
経理部や監査役など内部統制などはどうなっていたのでしょうか。
さらには上場一部の企業ということで監査人の監査も入っていたはずです。
金融庁も含め今後の監査体制など課題が残ります。
利害関係者に多大な影響があることを考えると今後の法令改正なども視野に入れるべきなのかもしれません。
創業者社長死去
グレイステクノロジーに関してはネット上で創業者の社長の死去などに関しての話題もあります。
代表取締役会長の松村幸治氏は2021年4月に死去したということです。
急性大動脈解離の病気での訃報ということです。
この松村会長の死去などが粉飾決算にどのような影響があったのでしょうか。
監査法人はどこ
グレイステクノロジーが東証一部に上場しております。
当然会計監査人からの監査を受けておりますがどうして今回の粉飾が見抜けなかったのでしょうか。
その監査法人とはどこなのでしょうか。
担当していた監査法人はEY新日本有限責任監査法人です。
日本を代表する監査法人の責任なども今後議論になるのかもしれません。
制度疲労を問うような声もあるようです。
胡散臭い?
グレイステクノロジーに関してはネット上で検索すると「胡散臭い」などの単語も出てきます。
今回の粉飾決算の噂なども業界にはあったのでしょうか。
胡散臭いなどの単語で検索している方が多いということでこのようなサジェストキーワードが出てくるようです。
今回のグレイステクノロジーの上場廃止に関しては忸怩たる思いを抱いているステークホルダーなども多いようです。
上場当時、今のようなことを全く知らず、買っていました
飛ぶ鳥落とす勢いだった・・・ファンドも買っていたし、3回も分割して実質24分割
1円になっても24円。高値も9万以上になります
長期投資のつもりでしたが、話が大きく、いろいろ事実と乖離しているなと感じた頃に、ネットの煽りが入りました。そのタイミングで利確しましたが、その後のCMも好感度は高くなかったし、それでもこんな実態は想像もつかなかったですね
最近株の勉強をしててとりあえず安い銘柄に手を出そうと思い当時79円ぐらいのグレイステクノロジーに目をつけた。
とりあえずチャート見たら物凄い勢いで下がってる。
「何したんだこの会社?」