愛知県豊橋市のマミーローズクリニックの産科院長が飲酒をしながら手術をしていたということで批判が起きております。
この院長はいつも飲酒などをしていたということで批判が強まっております。
このようなことが産科などでは日常的に起きているのでしょうか。
SNSでもマミーローズクリニックの飲酒問題が大きく取り上げられております。
私も個人クリニックで緊急帝王切開しました。
夜中の3時にも関わらず、子どもの心拍が弱くなってから数分で先生が駆けつけてくださり、速やかに説明。さっきまで当直の助産師さん2人だったのが、気づけば麻酔科の先生や看護師さんがたくさん揃っており、すぐに手術をしてくださりました。
前の晩も翌朝も通常通りの診察や出産があっただろうに、感謝でいっぱいでした。
当時先生がひとりだとちょっとした旅行にすらいけないのだなと思いましたが、記事を読んで先生は少しの飲酒すらできないことにも気付きました。
3年後、第二子を出産のために問い合わせたところ、先生の体調不良で婦人科のみになっていました。
記事のようなことはゾッとしますし擁護する気はないのですが、本当に大変な職業なのだなあと痛感します
24時間いつでも起こり得るのがお産。
そうなると開業の産科医は代役を準備している時間帯意外は酒を飲んだらいかんということになる。匂いがプンプンするほど飲むのは問題外だが、多少酒が入った状態で呼び出される開業医は産科に限らず少なくないのが現実でしょう。このニュースを聞いて焦っている産科医は多いのでは。
ろくにその辺の法整備もしないで「ありえない」と現場を切り捨てる厚労省の対応もいかがなものか。
別の病院へ迂回させるべきだったね
産科院長が一人で対応するしかなかったようですが、仕方がないなどの院長の擁護のコメントもあるようです。
このようなことが起きないように体制を厚労省がきちんと対応するべきなどの意見もあるようです。
今回はマミーローズクリニックで起きた飲酒状態での手術に関しての話題となります。
マミーローズクリニック(豊橋市)で飲酒状態で手術
豊橋市高洲町森下の産婦人科・小児科医院「マミーローズクリニック」に保健所が注意喚起と改善を求める、7月25日午後8時ごろ、飲酒で赤ら顔の男性院長(68)が出産手術(初産、難産 )、乳児は頭部に血がたまり、肺や心機能が低下して別の病院に入院https://t.co/0HDtn4i497
— みつ・ばち (@mitsubachi2021) August 4, 2021
愛知県豊橋市のマミーローズクリニックでの飲酒状態での手術の報道は毎日新聞が下記のように報じております。
愛知県豊橋市の産婦人科・小児科医院「マミーローズクリニック」の男性院長(68)が飲酒後に出産手術をしていたとして、市保健所が同院に注意喚起と改善を求めていたことが4日、保健所などへの取材で判明した。
生まれた乳児は頭部に血がたまり、肺や心機能が低下して別の病院に入院し、一時生命の危機に瀕(ひん)した。
憤る父親に院長は「別に酔っ払うほど飲んでいないので、お茶代わりに飲んでいた」と答えた。飲酒が手術に影響を与えたかは不明だが、厚生労働省は「常識的に考えてあり得ない」と話している。
出産に立ち会った40代の父親は取材に対し、「医師は赤ら顔で出産に立ち会い信じられなかった。人命を何だと思っているんだ」と話しており、刑事告訴や民事訴訟も検討している。
出典:毎日新聞
分娩室にアルコールの匂いのする院長が現れたということです。
院長の顔色は赤くすぐに飲酒をしていることが分かったようです。
赤ちゃんの父親は今後訴訟も検討しているということですがこのような状況にどうしてなってしまったのでしょうか。
今後の厚労省の行政などが注目されます。
男性産科院長は誰で名前は?
マミーローズクリニックの産科院長は誰なのでしょうか。
今回の飲酒に関しては愛知県警が動いている事件ということではありません。
厚労省もあり得ないといっている不祥事ですが事件化しているわけではないので実名での報道はないようです。
厚労省
厚生労働省は産婦人科への体制の整備を早急にするべきだなどの意見もあるようです。
小規模の産婦人科では緊急の分娩などに対応ができない可能性もあります。
難産の緊急手術への体制が整っていないということが判明したなどのコメントもあります。
今回のマミーローズクリニックでの飲酒問題を他山の石として早急に出産手術の体制を整える必要があるでしょう。
ネットの反応
ネット上では飲酒での手術ということで驚いている意見もあります。
その一方で出産は急に始まることもあり開業医など小規模なクリニックでは完全な状態で出産に臨むことは困難なのではなどのコメントもあります。
いつも飲酒をしていたということですが産婦人科に関する問題はどのように解決したらいいのでしょうか。
元オペナースです。
この記事を読んでビクビクしてる医者、数え切れないほどたくさんいると思う。急患で夜中に呼び出されたり、飲み会の途中で抜ける先生もたくさん見てきた。
ベロベロに酔っ払っていたのなら少し問題あると思うけど、嗜む程度であったならこの先生可哀想だな。
開業したら代役の先生は雇わない限りいないから、一生お酒を飲むなと言われているようなもんだよね。
2人体制でお産を取り扱っている産婦人科医師です。今回のニュースは驚きました。当直でなくても365日24時間必ず呼び出しを受ける可能性ありますので、私も一生酒は飲めないのだなと。(今までは当直じゃなければ飲んでました。)もう産婦人科医辞めようかなと思います。
この記事で今後は地方で医師1人でやっている産院の閉院が増加し、お産難民増加の予感。
もちろん飲酒をしてオペがいい訳はない
ただし少子化で婦人科を志願する医師が少ない中、産科医のプライベートのろくに取れないこの勤務体制には大きな問題がありますいずれ産みたくても産科医がいない自治体が増えてしまう懸念があるこの現実を国はもっと深刻に対応しないといけないと思います