兵庫県の洋菓子店のパティシエエスコヤマで時間外労働が日常的に行われていたとして是正勧告を受けていたことが報じられております。
伊丹労働基準監督署から労働基準法違反で是正勧告を受けたということですが最初の勧告の後も改善がなかったということです。
本日は人気洋菓子店のパティシエエスコヤマの「やりがい搾取」報道に関しての話題です。
パティシエエスコヤマでやりがい搾取
これは俺が知るミルクチョコレート史上、最強なやつかも知れない。
『パティシエエスコヤマがフェリシモのために創ったミルクの旨味をとことん追求して辿り着いたミルクチョコレート』
名前が全てを語っている。
ミルクチョコレートとしての甘さ(旨味)や口溶け感がヤバイし。 pic.twitter.com/g1HpAoFUaE— Dolce&Casa(久さんの部屋) (@hisa_urawa) November 1, 2021
人気洋菓子店のパティシエエスコヤマでの「やりがい搾取」報道は読売新聞オンラインが下記のように報道しております。
人気洋菓子店「パティシエ エス コヤマ」の運営会社(兵庫県三田市)が、社員らに「過労死ライン」を超える月100時間超の時間外労働をさせていたとして、今年までの3年間に2度にわたって、伊丹労働基準監督署から労働基準法違反で是正勧告を受けていたことがわかった。
1度目の勧告を受けた後、改善していなかった。労基署は長時間労働が常態化していたとみている。
勧告は1月14日付と2018年1月15日付。
同社の説明によると、同社は、労使の合意に基づき、時間外労働を「月100時間未満」と定めていた。しかし、18年の是正勧告で、製造や販売などに携わる社員ら約100人のうち、半数超の55人が100時間を超える時間外労働をしていたと認定された。その後も改善しなかったとして、今年1月に2度目の是正勧告を受けたという。
また、同社では、社員ごとに労働時間を定め、固定残業代を支払った上で、所定の労働時間を超えた分を別に支払う仕組みだった。しかし、一部の社員に超過分を払っていなかったという。
先日購入した、JR西日本の「トワイライトエクスプレス瑞風」のお菓子、やりがい搾取で長時間労働させてたパティシエ エス コヤマのクッキーでした??
日本の豪華列車で売られてるお菓子が劣悪な労働環境で造られてると思うと心が痛みますね… pic.twitter.com/IT74sAIocu— Pomelo (@Pomelo_gun) November 2, 2021
出典:読売新聞オンライン
入社後数か月でやめてしまう新人もいたということです。
職人の世界は修行ということでかなりの安月給で数年間使われることも多かった業界です。
令和の現代ではそのような修行スタイルは社会から認められません。
小山進の嫁と息子
パティシエエスコヤマの設立者の小山進にネット上の関心が集まっております。
家族構成に関しても注目が集まっているようですが嫁や息子はどのような人物なのでしょうか。
2012年に情熱大陸に出演した時の情報では嫁と3人の子供がいるということです。
今から9年前の放送の時の情報ですのでお子さんはかなり大きくなっているものとみられます。
経歴プロフィールは?
1983年大阪あべの辻調理専門学校卒業後神戸の「スイス菓子ハイジ」に入社。
カフェのフロアスタッフからスタートしパティシエに昇格。
その後数々の菓子コンクールで優勝し2000年独立。
引用:https://www.mbs.jp/jounetsu-old/2012/02_19.shtml
最初はカフェのホールのスタッフとしてキャリアをスタートさせました。
その後才能と努力で様々なコンクールで優勝するなど頭角をあらわしてきました。
1990年代にテレビのコンテスト番組で活躍した代表取締役の小山進氏(57)が、99年に有限会社として設立。2011年に株式会社化された。小山氏は、世界的なチョコレートの品評会で最高位に輝いたこともある有名パティシエで、ロールケーキ「小山ロール」で知られる。三田市にある店舗のほか、ネットでも販売している。
同社によると、現在の社員と契約社員は計約110人。19年8月期の売上額は約20億円だったが、コロナ禍で20年8月期は約1割落ち込んだという。
ネットの反応
小山ロールケーキで大ヒットし、世界的なパティシエに成長したエス コヤマの労働環境が問題になっていたのは残念。障がい者たちへケーキ講座でも活躍されていたのでファンのひとりでした。社労士やコンサルタントの力を借りて良い環境へ改善に頑張っていただきたい。 pic.twitter.com/FAGdGlu3tg
— 六甲山脈 (@rokkokun_osaka) November 3, 2021
昔からの慣習かもしれないけど、
今はそんな時代じゃない。
どれだけステキなスィーツを作っても
従業員を大切にしないのはあかん。
この業界は昔からそうです。
個人店は健康保険も無いところが殆ど
タイムカード押してから残業させるのも当たり前。
新入社員は3年以内辞めるのが殆ど、独立したくとも安月給では開業資金は貯まらない。
パティシエですが、本当にこういう事があるから職人の世界って若い人がどんどん居なくなるんですよね…。
私も20代の時、朝6時~22時23時までは当たり前だったし、月4日の休みでした…。
当時は若かったし、体力もあり労働基準とかも知らなくて、職人の世界はこういうものなんだと思ってた。
何よりもおいしいケーキを作りたかったし、一人前になりたかったから頑張っていたけどいくら若くても体力は続かない。毎朝目覚める時は動悸してて、慢性的な疲労でヘロヘロだった。
でも、技術職っておかしなもので、自分の頑張りが足りないんじゃないかという錯覚になるんだよね…だから擦り切れるまで頑張ってしまう。
労基は特別司法警察職員が居るので、今後場合によっては責任者逮捕しても良いと思う。