愛媛県の伊方原発3号機の運転をめぐっての裁判で広島高裁の森一岳裁判官は運転を差し止めるとした決定を下しました。
住民が勝訴した形になり安全リスクに関する画期的な決定だとされております。
地裁じゃなくて高裁の判断。
仮処分とはいえ、認められたこと自体に驚いた。
原発はミスが許されないからな。
今回はこの広島高裁の裁判長である森一岳裁判官に関して取り上げます。
伊方原発と森一岳裁判官
伊方原発3号機の運転を認めないという判断はこのように報道されております。
四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転禁止を求めて、50キロ圏内に住む山口県東部の三つの島の住民3人が申し立てた仮処分の即時抗告審で、広島高裁(森一岳裁判長)は17日、運転を差し止める決定をした。
「四国電の地震や火山リスクに対する評価や調査は不十分だ」とし、安全性に問題がないとした原子力規制委員会の判断は誤りがあると指摘した。
出典:共同通信
安全性に問題があるとした森一岳裁判官ですがネット上では裁判官にリスク評価が適正にできるのかなどの疑問の声もあったりもします。
しかし、今回の原発の運転を差し止める決定を下したのは画期的な判断で裁判長である森一岳裁判官にも注目が集まっております。
伊方原発はすでに司法判断で運転をしないということが以前にも出ており今回で2回目の禁止ということになります。
四国電力にとってはかなりの痛手となりそうですが国の原子力計画等も踏まえて今度のかじ取りが注目されます。
評判は?
森一岳裁判官の評判はどのようなものなのでしょうか。
ネット上では忖度をしない気がいある裁判官として評価されているようです。
彼の裁判官人生は前途多難であろう。だが法治主義が崩壊しためちゃくちゃな時代に職業倫理を守った裁判官がいたことを良心的な日本人は誇りに思い決して忘れない。
しかし、無責任な判断だとの批判的な評判もあります。
人として無責任過ぎる。 あんたは後腐れ無いやろうけど、残された裁判関係者は大変やぞ。
本当に今回の伊方原発の司法判断が正しかったのかは後世の人たちが判断するしかないようです。
定年(退官)いつ?
森一岳裁判官の定年つまり退官の日はいつになるのでしょうか?
定年退官発令の予定日はなんと今年の1月25日ということです。
定年する直前に歴史的な司法判断を下したということで何らかの意図があるのではと勘繰る向きもありますがそれはあくまで噂のようです。
今回の判断は支持する人と反対する人がわかれていて個々人のスタンスで見方が分かれそうです。
原子力という問題は本当に難しい問題だということが今回また再認識させられました。
広島高裁判断へのネットの反応
安芸灘は地震切迫度が高いと今日のニュースで見たばかり。いつ地震があってもおかしくない中央構造線近辺に作ったのがまず間違い。
日本国内には確認済み?未確認の活断層があり過ぎて心配の種。
伊方原発の下には活断層が東西に伸びていて、特に警戒すべき所に有ります。運転停止命令は妥当だと思います。
もしも東南海地震の際、或いは前後して活断層が動けば核物質汚染は東北大震災の時とは桁違いの被害があるかも知れません。核の暴走が一旦 起きれば今の技術では無害に抑える事はできないことは実証されています。
学習効果を発揮した方が「良い判断をした」と後々 評価されると思います。
本当に危険なら停止すべきだが、裁判官に判断できるのか?裁判官も何か起きた時に責任取れないから、停止判断するしかないよな。
難しい問題だとは思いますが、原発は危険であることは間違い無いとは思いますが、代替エネルギーのこともちゃんと考えないと、火力発電に頼ればCO2削減できないだろうし、自然エネルギーはまだまだだし。でも電力需要は増えていくだろうし。
学歴&経歴
森一岳裁判官の学歴は東京大学法学部が最終です。
東大を卒業してからは大阪地裁判事補を振り出しに千葉地家裁や東京高裁などを回り退官の時には広島高裁の裁判官となっております。
経歴も様々な地域で地裁などを担当し実直な印象があります。
今回の伊方原発の決定も森裁判長はかなり悩んだのではないのかとSNSでもかなり論争が起きているようです。