現在Twitterで読売新聞の「美術館女子」という企画が炎上しているようです。
読売新聞の新しい企画で各地域の美術館を紹介していくというコンセプトのようです。
この「~女子」というネーミングと企画自体ににかなりの反響があるようです。
「なんとか女子」はもうやめろ。
たとえば「美術館女子」の祖としてペギー・グッゲンハイムやイザベラ・スチュワート・ガードナーみたいな女性コレクターの鑑識眼や業績を紹介したらどうですかね。それだったらあまり嫌な感じしないのでは?
どうやらAKBとのコラボ企画のようですが、ネット上ではかなりの炎上で評判はとても悪いようです。
今回は読売新聞企画の「美術館女子」の炎上に関して取り上げます。
読売新聞の美術館女子
読売新聞オンラインで新企画「#美術館女子」がスタート! #AKB48 #チーム8 と、地域の美術館の隠れた魅力を再発見する連載です。
初回は「#東京都現代美術館×#小栗有以」。読売新聞オンラインと明日13日の読売新聞朝刊で特集します。
デジタル版はこちらhttps://t.co/C5XLrrHhEn pic.twitter.com/IgFwEZsoTB
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) June 12, 2020
読売新聞の「美術館女子」はこのような企画です。
全国約150の公立美術館で作る「美術館連絡協議会」(事務局・読売新聞東京本社)と読売新聞オンラインはこのほど、新たなプロジェクトスタートする。
「美術館女子」――。読売新聞で「月刊チーム8」を連載中のアイドルグループAKB48チーム8のメンバーが各地の美術館を訪れ、写真を通じて、アートに触れる楽しさや地域に根ざした公立美術館の魅力を発信していく。
初回のテーマは「東京都現代美術館×小栗有以(AKB48チーム8東京都代表)」。現代アートの聖地とAKB48グループの次世代エースはどんな化学反応を見せたのか。作品に目を通せばきっと実感できるはずだ。
出典:読売新聞オンライン
読売新聞とAKB48チーム8のメンバーがコラボして各地域の美術館を巡りその魅力を伝えようというもののようです。
しかし、この「美術館女子」というネーミングが悪すぎるとの批評がかなりツイートされております。
今後全国の美術館をまわる予定のようですが「美術館女子」のネーミングも含めて再検討が必要なのかもしれません。
責任者は誰で名前は
この読売新聞とAKB48の「美術館女子」の企画の責任者は誰なのでしょうか。
読売新聞サイドの責任は読売新聞東京本社の担当部署ということですがこの責任者の名前などは公表されておりません。
「美術館女子」というコンセプトを誰が考えたのか明らかにしてほしいとの意見もあるようです。
炎上理由
この美術館女子という企画の炎上理由は何でしょうか。
ネット上にはこのような発想が許せないなどの批判的なコメントがたくさんあります。
女子って付くと美術館よりも女子を売りに宣伝してるイメージなんだよね。
美術館女子…歴女やリケジョ、刀剣女子など謎の呼称を与えられるの、個人的には大変迷惑なのですが…。変な呼称作るのではなく普通に”展示品を鑑賞出来るように展示”してくれるだけでいいのですが…。※流石に最近少なくなったとはいえ、女性の平均身長では刃文が全く見えないような刀の展示もまだある
アイドルとのコラボ企画なのかそれとも美術館自体の魅力を優先的に伝えるものなのかよくわからないなどのコメントなど本当にいろいろな意見があります。
しかし、この「美術館女子」が炎上していることは間違いありません。
ネットの反応
かなりの炎上状態なのでもしかすると美術館女子のコンセプトの変更などもあり得るかもしれません。
今後の読売新聞や関係各所の対応に注目が集まります。
わたしは美術館が好きだから余計に腹が立つけど、今まで自分を美術館が好きな人間だと思っていたら突然「ハイ美術館女子はこの列に並んで下さいね?無知でも大丈夫ですよ美術館には映えもありますからね?」と言われて『私は美術館女子です』みたいな看板を美術館側からくくりつけされるの悪夢です。
「美術館女子」という企画名称。
美しいものに触れる喜びや芸術作品の発見、心躍る瞬間の共有は、性別や年齢を超えるのだという認識と時代になるといいですね…「〇〇女子」「女子目線」というコピーにうんざりの、かつて歴女と呼ばれた私はそう思うよ
美術館を「女性目線」で活性化したいなら日本に16%しかいない女性館長を増やせばいい。「美術館女子」って企画自体が誰が発案したとしても男性目線。学芸員の女性比率は74%なんだから人材はいるはずでしょう。